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講師
講師:富山大学附属病院 整形外科
教授 川口 善治 先生
概要
脊柱靭帯骨化症(靭帯骨化症)は、 椎骨(ついこつ:首の骨、背骨を構成する骨のこと)。 この椎骨が連なって首の骨、背骨を構成しています。連なった各椎骨の間は、靭帯(じんたい)というクッションの役目をする部位で繋がっています。 この靭帯が徐々に骨化(こつか:固くなること)し、背骨の中を通っている脊髄(せきずい:神経の束)を刺激し首の痛み、手足のしびれ、歩行障害、運動障害など様々な神経障害が生じる疾患です。
骨化症が起こっている場所によって、
●後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう:指定難病69 OPLL)、
●黄色靭帯骨化症(黄色靭帯骨化症:指定難病68)、
●前縦靭帯骨化症(ぜんじゅうじんたいこつかしょう) に分類されます。
これらの疾患の総称が、脊柱靭帯骨化症です。 この疾患の発症原因も治療薬もありません。
患者には、痛み止めが欠かせません。 唯一の治療は、手術で骨化した部分を削り取り、神経を刺激しないようにすることです。 この手術は、脊髄(神経の束)がとても近く、部位が体の中心部ため、細心の注意と知識、卓越した手技を要求されます。 この手術ができる医師は、ほとんどいないが現状です。
今回、この講演に登壇される川口先生は、その一人です。 脊柱靭帯骨化症(靭帯骨化症)の正しい知識と対応をこの機会に、 是非、学んでください。
イベント概要(イベントは終了いたしました。)
日時: 2024年 1月26日(金) 10:00~11:00
開催形式: オンライン(Zoom ウェビナー)
参加費: 無料
主催・共催
主催:NPO法人 難病ネットワーク
※ こちらは田辺三菱製薬「手のひらパートナー助成金」事業にてサポートをいただいております。