概要
DDrare(Database of Drug Development for Rare Diseases)は、厚生労働省が指定する難病や希少疾患を対象に、臨床試験中の薬剤、標的遺伝子、パスウェイに関する情報を提供するデータベースです。このデータベースは、医薬基盤・健康・栄養研究所と日本製薬工業協会医薬産業政策研究所の共同研究で開発されました。
主な特徴
- 疾患名リストの作成
- DDrareは、指定難病の疾患名を階層構造を含めて翻訳・作成した疾患名リスト(日英)を提供しています。これにより、ユーザーは疾患名を効率的に検索できます。
- 臨床試験情報の抽出
- 世界4大臨床試験レジストリ(日本、米国、EU、中国)から、指定難病の臨床試験と開発薬物に関する情報を抽出しています。これにより、希少疾患に関する包括的な情報が得られます。
- 薬物情報と標的遺伝子・パスウェイ情報
- DrugBankを用いて薬物情報を提供し、KEGGを用いて標的遺伝子とパスウェイ情報を提供しています。これにより、薬物とその作用機序を詳細に理解できます。
- クロスリファレンス機能
- 疾患、薬物、標的遺伝子・パスウェイ間のクロスリファレンスが可能で、創薬ターゲットの発見やドラッグ・リポジショニングに有用です。
データソース
- 厚生労働省指定難病情報
- 日本の難病情報センター
- DrugBank
- KEGG
これらのデータソースから得られた情報を基に、DDrareは希少疾患の治療薬開発に役立つ包括的なデータベースとなっているとのことです。