関西医科大学の小児科医・大町太一医師らのチームが、小児がん患者とその家族をつなぐためのメタバースアプリの開発に取り組んでいます。

このアプリの特徴は、患者や家族が時間や場所を問わず匿名で交流できること、医師や看護師による正確な医療情報の共有が可能なこと、そしてオンラインイベントへの参加機会を提供することです。

開発資金はクラウドファンディングで募っており、第1目標の500万円をすでに達成し、現在は第2目標の800万円を目指しています。

記事では、小児がん経験者の大学生・長井優太さん(21)の体験談も紹介されています。長井さんは14歳で白血病を発症し、約1年間の入院生活を送りました。彼はメタバースについて「入院中の選択肢を広げてくれる」と評価し、同じ病気を経験した先輩から情報を得られる場として期待を寄せています。

このプロジェクトは、孤独感を抱きがちな小児がん患者とその家族に新たなコミュニケーションの場を提供し、治療中の精神的サポートを強化することを目指しています。

ソースURL: https://www.sankei.com/article/20250423-B4N3JOU4HNLQ3GTBD445VVQEF4/

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