難病について早期の正しい診断、適切な疾病管理のための治療継続及び良質な療養生活の確保を図るため、「東京都難病診療連携拠点病院」及び「東京都難病医療協力病院」として指定があります。

東京都難病診療連携拠点病院のその一つである順天堂大学医学部附属順天堂医院についてまとめました。

病院詳細

https://hosp.juntendo.ac.jp/

順天堂大学医学部附属順天堂医院は、東京都文京区本郷に位置し、豊富な診療科を持つ総合病院です。この医院は1873年に開院し、長い歴史を通じて幾度もの再建を経験しています。特に、1923年の関東大震災や1945年の太平洋戦争中の空襲での被災後も復興し、1964年には日本で初めて集中治療室(ICU)を設置しました。

順天堂医院は、「特定機能病院」として認定されており、高度医療や先進医療を提供しています。診療科は内科、外科、その他の診療科、センター等、中央診療支援部門、診療支援部門に大別され、総合診療科から特化した部門まで幅広くカバーしています。特に注目すべきは、乳腺センターやハートセンター、周産期センター、小児医療センター、がん治療センター、認知症疾患医療センターなど、特定のニーズに特化したセンターが設けられており、多岐にわたる医療ニーズに応えています​​。

また、医院内にはナチュラルローソンや理容室、生花店などの施設もあり、患者さんや来院者の利便性も高めています​​。

初診の方は午前8時から11時、午後11時30分から15時(土曜は14時30分まで)に受付が可能で、再診の方は午前7時から11時、午後7時から15時(土曜は14時30分まで)に受付けています。ただし、土曜日午後の外来診療は一部の診療科でのみ実施しているため、診療科によって診療・受付時間が異なる場合があるので注意が必要です​​。

名称順天堂大学医学部附属順天堂医院
所在地東京都文京区本郷三丁目1番3号
電話番号03-3813-3111(代表)

診断・治療可能な主な疾病名

神経・筋疾患筋萎縮性側索硬化症、脊髄性筋萎縮症、進行性核上性麻痺、パーキンソン病、大脳皮質基底核変性症、ハンチントン病、神経有棘赤血球症、シャルコー・マリー・トゥース病、重症筋無力症、多発性硬化症/視神経脊髄炎、慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチー、封入体筋炎、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を除く。)、もやもや病、プリオン病、亜急性硬化性全脳炎、進行性多巣性白質脳症、特発性基底核石灰化症、シュワルツ・ヤンペル症候群、筋ジストロフィー、 前頭側頭葉変性症、海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん、ウエスト症候群、スタージ・ウェーバー症候群、結節性硬化症
代謝疾患ライソゾーム病、副腎白質ジストロフィー、ミトコンドリア病、全身性アミロイドーシス、家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)
皮膚・結合組織疾患神経線維腫症、天疱瘡、表皮水疱症、膿疱性乾癬(汎発型)、先天性魚鱗癬、家族性良性慢性天疱瘡、類天疱瘡(後天性表皮水疱症含む)
免疫疾患高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、悪性関節リウマチ、原発性抗リン脂質抗体症候群、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎/多発性筋炎 、全身性強皮症、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、成人スチル病、再発性多発軟骨炎、ベーチェット病、IgG4関連疾患、遺伝性自己炎症疾患
循環器疾患バージャー病、特発性拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、 マルファン症候群、多脾症候群、無脾症候群、総動脈幹遺残症、修正大血管転位症、完全大血管転位症、単心室症、左心低形成症候群、三尖弁閉鎖症、心室中隔欠損を伴わない肺動脈閉鎖症、心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖症、ファロー四徴症、両大血管右室起始症、エプスタイン病、先天性三尖弁狭窄症、先天性僧帽弁狭窄症、先天性肺静脈狭窄症、左肺動脈右肺動脈起始症
血液疾患再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症、特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病、原発性免疫不全症候群、後天性赤芽球癆、特発性多中心性キャッスルマン病
腎・泌尿器疾患IgA腎症、多発性嚢胞腎、急速進行性糸球体腎炎、抗糸球体基底膜腎炎、一次性ネフローゼ症候群、一次性膜 性増殖性糸球体腎炎、紫斑病性腎炎
骨・関節疾患後縦靭帯骨化症、特発性大腿骨頭壊死症、強直性脊椎炎
内分泌疾患下垂体性ADH分泌異常症、下垂体性TSH分泌亢進症、下垂体性PRL分泌亢進症、クッシング病、下垂体前葉機能低下症、アジソン病、副甲状腺機能低下症
呼吸器疾患サルコイドーシス、特発性間質性肺炎、肺動脈性肺高血圧症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症、リンパ脈管筋腫症、肺胞蛋白症(自己免疫性又は先天性)、α 1ーアンチトリプシン欠乏症、先天性横隔膜ヘルニア
視覚疾患網膜色素変性症、眼皮膚白皮症、レーベル遺伝性視神経症、アッシャー症候群、無虹彩症、膠様滴状角膜ジストロフィー
聴覚・平衡機能疾患クルーゾン症候群、若年発症型両側性感音難聴、好酸球性副鼻腔炎
消化器疾患バッド・キアリ症候群、特発性門脈圧亢進症、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、自己免疫性肝炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、好酸球性消化管疾患、非特異性多発性小腸潰瘍症、ヒルシュスプルング病(全結腸型又は小腸型)、総排、胆道閉鎖症 、アラジール症候群
染色体・遺伝子異常CFC症候群、チャージ症候群、ソトス症候群
専門外来DBS(脳深部刺激療法)外来、DAT(デバイス補助療法)外来、筋疾患外来、不随意運動外来、多発性硬化症外来、神経免疫外来、脳血管内治療外来、全身性エリテマトーデス外来、肺高血圧症外来、多発性筋炎/皮膚筋炎外来、血管炎症候群(ANCA関連血管炎)外来、IgA腎症外来、多発性嚢胞腎外来、遺伝性血管性浮腫外来、脊椎脊髄センター、股関節外来、強直性脊椎炎診、サルコイドーシス外来、リンパ脈管筋腫症外来、網膜変性・遺伝外来、炎症性腸疾患外来、肛門疾患外来、ストーマケア外来、ファブリー病外来、先天性小児心臓血管外来、心臓外来(小児科・思春期科)、鼻・副鼻腔外来、成人先天性心疾患外来
*その他の専門外来についてはホームページをご覧ください。
引用:東京都保健医療局

備考1:診断・治療可能な疾病名は代表的なものを挙げているため、記載されていない疾病でも診断・治療が可能な場合がありますので、医療機関へお問い合わせください。
備考2:この表に記載する疾患の分類と医療機関の診療科名が異なる場合があります。また、様々な症状のある疾病は複数の診療科で診療を行っていますので、診療科につきましては医療機関へお問い合わせください。
注釈1:診断は可能な疾病がある場合がありますので、医療機関へお問い合わせください。

スポンサーリンク
おすすめの記事