WheeLog!とは
WheeLog!は、車いすユーザーをはじめとする移動に制約のある人々のためのバリアフリー情報共有アプリです。このアプリは、「みんなでつくるバリアフリーマップ」というコンセプトのもと、ユーザー同士が協力して街のアクセシビリティ情報を共有し、より多くの人々が外出しやすい環境づくりを目指しています.
WheeLog!の主な機能
- 走行ログ:ユーザーが車いすで実際に通った道をマップ上に記録し、共有することができます.
- スポット情報:多目的トイレ、駐車場、レストランなど、車いすユーザーが利用できる施設や設備のバリアフリー情報を投稿・共有できます.
- つぶやき:ユーザーの現在の状況や感想をタイムラインで共有できます.
- リクエスト:特定のスポットのバリアフリー状況について、他のユーザーに情報を求めることができます.
このアプリの特徴的な点は、実際のユーザー体験に基づいた情報が共有されることです。車いすユーザーが実際に訪れた場所や通った道路の情報が集まることで、より信頼性の高いバリアフリーマップが作成されていきます。
WheeLog!は、日本国内だけでなく世界中のバリアフリー情報を一つのアプリで共有することを目指しています。2024年5月時点で、57,188件のスポット投稿、13,633kmの走行ログ、36,501件のつぶやきが記録されており、多くのユーザーに活用されています。
まとめ
このアプリの開発背景には、日本に200万人以上いるとされる車いすユーザーが、必要なバリアフリー情報を見つけにくいという課題がありました。WheeLog!は、この課題を解決し、「車いすでもあきらめない世界」を実現するためのツールとして機能しています。WheeLog!は、単なる情報共有アプリにとどまらず、社会のバリアフリー化を促進する重要なプラットフォームとなっています。ユーザーの投稿を通じて、街のアクセシビリティの現状が可視化され、改善が必要な箇所も明らかになります。これにより、より多くの人々が外出しやすい環境づくりに貢献しています。