あおぞら共和国とは?
山梨県北杜市白州町鳥原にある「あおぞら共和国」は、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークが運営する施設です。寄贈された白州の土地3,000坪を活用して、病気や障害のあるこどもたちのための"夢のレスパイト施設"(癒しの宿泊施設)として機能しています。
※レスパイト(respite)は、英語で「休息」や「息抜き」を意味する言葉で、レスパイトケアとは、在宅で介護をしている家族が休息を取れるようサポートを行なうサービスです。
原因不明・治療法未確立の難病の小児に関わる病気は700種類以上あると言われており、全国で推定25万人以上の子どもが難病に罹患していると言われています。
「あおぞら共和国」では、そのようなお子さんや子どもたちのケアをしているご家族が自由に過ごせるように施設を提供しています。
施設の場所は、山梨県北杜市白州町で、近くには『サントリーの白州工場』や『シャトレーゼ 白州工場』なども位置し、自然に囲まれた環境にあります。

施設の詳細
あおぞら共和国には、タイプの異なる5棟のロッジと複数の付帯施設があります。
宿泊施設
- 1号棟
- 定員10名
- 主な寄付者:一般財団法人 日本メイスン財団
- 2号棟
- 定員10名
- 主な寄付者:FITチャリティ・ラン
- 3号棟
- 定員20名
- 主な寄付者:TOOTH FAIRY、日本財団 THE NIPPON FOUNDATION
- 4号棟
- 定員10名
- 主な寄付者:王貞治氏、青木功氏、日野皓正氏主催ザ・レジェンド・プロアマトーナメント
- 5号棟
- 定員10名
- 主な寄付者:株式会社日ノ樹
- 約120㎡のフラットスペースがあり、イベント、研修、集会など幅広く活用可能
付帯施設
- お風呂棟
- あおぞらの森
- キッズボックス
- じゃぶじゃぶ池
- こども発達及び療育相談室
これらの施設は、難病や障害を持つ子どもたちとその家族が利用できるよう整備されています。
利用できる方
利用対象者
- 難病や障害のある子どもとその家族
- 上記の関係者や支援者
- 難病ネット会員(正会員・賛助会員・購読会員)
予約方法
- 通年利用可能(年中無休、ただし難病ネットの行事が優先)
- 予約は先着順
- 利用希望開始日の3ヵ月前の1日午前10時から受付開始
- 申込用紙に記入し、電子メールまたはFAXで申し込み
利用規則
- 最長3泊4日まで
- 前後30日以内に2回以上の利用不可
- 1.2.4.5号棟は定員10名、3号棟は定員20名
- 現在は1家族単位の予約のみ受付(感染状況により変更の可能性あり)
キャンセル
- 利用日の1週間前の17時までに連絡
- 前日や当日のキャンセルは管理人へ直接連絡
なお、団体利用や複数家族での利用については、感染状況を見ながら対応するため、事務局への相談が必要です。
締めの言葉
あおぞら共和国は、難病や障害を持つ子どもたちとその家族が「誰にも気兼ねなく」過ごせる特別な場所です。日常のケアから一時的に解放され、美しい自然の中で心身ともにリフレッシュできる空間を提供することで、多くの家族に希望と勇気を与え続けています。この施設が今後も多くの笑顔を生み出し、支え合いの輪を広げていくことを願っています。
参照元
あおぞら共和国