田辺三菱製薬の韓国子会社が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療用のエダラボン経口懸濁剤「MT-1186」の承認申請を韓国食品医薬品安全処に2025年2月28日に提出しました。
ALSは運動神経が変性・脱落し、全身の筋力低下と筋萎縮が進行する難病で、世界中で10万人あたり約2人が発症するとされています。
患者負担の軽減を目指して
現在、韓国ではALS治療薬エダラボンは点滴静注でしか投与できません。この新しい経口懸濁剤は、注射の痛みや通院の負担を減らすことを目的としています。
MT-1186はすでに米国、カナダ、日本、スイスで承認・販売されており、韓国での承認が実現すれば、患者さんの治療選択肢が広がることになります。
エダラボンについて
エダラボンは田辺三菱製薬が開発したフリーラジカル消去剤で、もともとは脳梗塞急性期の治療薬として2001年に日本で承認されました。ALSへの適応は2015年に日本で追加承認され、現在は9カ国で使用されています。
特に注目すべきは、MT-1186が2024年4月に米国食品医薬品局から「ALS患者への貢献が著しい製品」として希少疾病用医薬品排他的承認を受けたことです。
田辺三菱製薬は今後も希少疾患を含む未充足の医療ニーズに応える医薬品開発に取り組んでいくとしています。
ソースURL: https://www.mt-pharma.co.jp/news/2025/MTPC250313.html