京都大学の研究チームは、iPS細胞を使ったパーキンソン病の治験について安全性と有効性が確認されたと発表しました。2018年に世界初となるiPS細胞の脳への移植手術を行った髙橋淳教授らのチームは、7人を対象とした治験で健康上の大きな問題がなく、6人については移植した細胞からドーパミンが出ていることを確認、そのうち4人は症状も改善したと報告しています。

パーキンソン病は国内に約25万人の患者がいる難病で、手足が震えるなどの症状が出て、進行すると最悪の場合寝たきりになります。この治療法は、iPS細胞から作り出した神経細胞を脳内に移植することで、減少したドーパミンを補うものです。

今後、治験に協力した製薬会社が年度内にも厚生労働省に承認申請する方針で、パーキンソン病治療のさらなる進展に期待が寄せられています。

ソースURL: https://www.youtube.com/watch?v=GJuZK1XohNo

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